2024-11-29 |
中国/統計/その他 |
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25年の中国GDP成長率は5%を予測=中国銀行研究院
中国銀行研究院は最新リポートで、2025年の中国国内総生産(GDP)が前年比5%増加すると予測した。国内外の政策面の変化が中国経済の先行きを左右する最大の変数になるとの見方を示した。国内では、政策の実行や追加の刺激策が経済回復の鍵を握る。一方、トランプ米次期政権の対中関税政策の調整が輸出に影響を及ぼすとした。『インフォキャスト』が29日伝えた。
24年の中国経済は「V」字型を呈すると予想。1−9月期は四半期を追うごとに景気が弱含んだが、9月以降に打ち出された追加の景気対策パッケージを受けて多くの分野で積極的な変化がみられたと指摘。ただ、経済回復の基盤が依然として弱く、外需が内需の低迷をカバーし切れておらず、新興産業の発展も不動産など従来型産業の落ち込みを補えていない。経済の構造的、周期的な転換に伴う「痛み」が依然として顕著だとした。