2024-11-22 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(21日):ダウ461米ドル高、景気敏感株や小型株が大幅高
21日のNY株式相場は上昇。予想を上回る決算や強い見通しを発表したエヌビディアの上昇が一服したことや、独占禁止法問題でアルファベットが大幅安なった一方、トランプ次期政権の政策の恩恵が期待されるゴールドマン・サックスなどの金融株やキャタピラーなどの景気敏感株の上昇が相場をけん引した。
ダウ平均はもみ合ってスタートしたものの、611米ドル高まで上昇し、461.88米ドル高(+1.06%)と大幅に2日続落して終了。S&P500は0.50%安まで下落後、0.78%高まで上昇し、0.53%高と4日続伸して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.33%安まで下落したが、0.03%高とわずかにプラス圏で終了した。内需株が多い小型株指数のラッセル2000は1.63%高と主要3指数をアウトパフォームした。
S&P500の11セクターはコミュニケーション、一般消費財を除く9セクターが上昇。公益、金融、生活必需品、資本財、素材が1%超上昇した。前日引け後に決算を発表したエヌビディアは一時3.55%安まで下落したが、0.53%高で終了した。アルファベットは、司法省がグーグルにクローム・ブラウザーの売却を迫っているとの報道を受けて4.74%下落した。
ダウ平均採用の30銘柄は、アマゾンが2.22%安、ボーイングが1.83%安となったほか、マクドナルド、マイクロソフト、アップルなど6銘柄も小幅に下落した一方、ハネウェル、シャーウィン・ウィリアムズ、セールスフォースが3%超上昇し、ホーム・デポ、メルク、ゴールドマン・サックス、ナイキ、キャタピラーも2%超上昇した。