ゴールドマン・サックスは最新リポートで、短編動画プラットフォームの運営会社、快手科技(
01024)の目標株価をこれまでの67HKドルから63HKドルに引き下げた。2025年売上高と利益が2桁増になる可能性があり、リスク・リターンが依然として魅力的な水準にあるとして、投資判断は「買い」を維持した。『AAストックス』が21日伝えた。
ゴールドマンは、快手科技の2024年7−9月期業績について、売上高が前年同期比11%増、非国際会計基準(非IFRS)ベースの純利益が24%増となり、おおむね予想と一致したとの見方を示した。ショート動画の需要増を受けて広告部門が堅調で、ショート動画による広告料収入の貢献度が前四半期比2倍の10%に上昇したと指摘。また、技術などの面で向上する余地があり、24年10−12月期と24年の広告収入は15%以上の伸びが期待できるとした。
快手科技の24年売上高予想を1270億5900万元に上方修正した一方、2025−26年についてはそれぞれ1394億6000万元、1519億4000万元に下方修正。経営支出や人工知能(AI)関連の研究開発費の増加を見込み、2024−26年の純利益率予想を最大1.1ポイント引き下げた。
快手科技の株価は日本時間午後4時37分現在、前日比11.70%安の46.40HKドルで推移している。