15日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続落。終値は前日比3.67%安の20318.79ポイントだった。中国企業指数は3.99%安の7277.83ポイント。メインボードの売買代金は概算で2612億8000万HKドル。
ハンセン指数は終日マイナス圏で軟調に推移した。序盤に心理的節目の21000ポイントを割ると、徐々に下げ幅を拡大し、終値は9月26日以来、約半月ぶりの安値を付けた。中国政府による景気対策への期待は強いものの、オフショア・オンショアの人民元が対米ドルで約1カ月ぶりの安値を付けたことが嫌気されたほか、中国では18日に国内総生産(GDP)や小売売上高、鉱工業生産など主要経済指標の発表が控えており、警戒感も広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、美団(
03690)が7%近く下落したほか、アリババ集団(
09988)が5%超下げ、指数を押し下げた。華潤ビール(
00291)が13%近く下落したほか、信義光能(
00968)や中国蒙牛乳業(
02319)も大幅安となった。指数構成銘柄で上昇したのは長江インフラ(
01038)や電能実業(
00006)など4銘柄のみだった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は4.65%安の4450.95ポイント。東方甄選(
01797)や蔚来集団(
09866)、ビリビリ(
09626)が下落率上位だった。