ゴールドマン・サックスは最新リポートで、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)、ピン多多(PDD)の目標株価を引き上げた。中国本土の政策緩和の予想上振れや各社の市場シェアの安定化など踏まえ、中国のインタネットセクターでは、ゲーム関連株に加えてネット通販株も選好。足元でアリババ集団、ピン多多、JDドットコムのPERが9−12倍にとどまっており、3銘柄の時価総額の合計が約5000億米ドルと、米アマゾン・ドット・コム(AMZN)の2兆米ドル弱を大幅に下回っていると指摘した。『AAストックス』が30日伝えた。
ゴールドマンは、中国が世界最大のEC市場であるため、本土ネット株のバリュエーションは顕著に回復すると予想。マクロ経済や市場環境、消費の予見性が高まるなか、◇テンセントの広告とフィンテック部門の目標PERを22倍、18倍に設定したほか、美団の飲食店・ホテル・旅行予約部門、アリババ集団の淘宝天猫グループ、JDドットコムの小売り部門、ピン多多の本土プラットフォームについてはそれぞれ20倍、10倍、10倍、13倍に設定。ゴールドマンによる最新レーティングは次の通り。
※銘柄名、投資判断、目標株価
■テンセント(
00700)、買い(コンビクションバイ)、464HKドル→521HKドル
■アリババ集団(
09988)、買い、105HKドル→131HKドル
■JDドットコム(
09618)、買い、157HKドル→178HKドル
■美団(
03690)、買い、157HKドル→194HKドル
■ピン多多(PDD)、買い、165米ドル→169米ドル