週明け30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に9営業日続伸。終値は前営業日比8.06%高の3336.50ポイントだった。深セン成分指数は10.67%高の10529.76ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆5930億3700万元。
上海総合指数は心理的節目の3200ポイントの手前で寄り付き、3300ポイント台に乗せて引けた。終値ベースで2023年5月9日以来、およそ1年5カ月ぶりの高値を更新。当局が打ち出した一連の景気対策の効果を期待する買いが膨らんだ。中国本土で先週末にも、中国人民銀行(中央銀行)が期間の短い資金供給策に当たる常設貸出制度(SLF)の金利引き下げを発表したほか、一線都市の広州市が住宅購入規制をすべて30日付で撤廃し、深セン市と上海市が規制の緩和措置を打ち出すなど、政策緩和の動きが続いた。
ほぼ全セクターが全面高の展開。A株市場では、用友網絡科技(
600588)、隆基緑能科技(
601012)、上海復星医薬(
600196)、招商証券(
600999)、奥飛娯楽(
002292)、海能達通信(
002583)など多くの銘柄がストップ高を付けた。
上海B株指数は6.03%高の270.12ポイント、深センB株指数は5.95%高の1241.23ポイントだった。