休場明け19日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に5営業日続伸。終値は前営業日比2.00%高の18013.16ポイントだった。中国企業指数は2.10%高の6305.51ポイント。メインボードの売買代金は概算で1487億5000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、ほどなくプラス圏に浮上すると、徐々に上げ幅を拡大。終値で心理的節目の18000ポイントに乗せ、7月15日以来、約2カ月ぶりの高値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅な利下げが決まり、ペッグ制を採用する香港でも基準金利が0.50%引き下げられたことが好感された。また、中国本土市場の上昇も投資家心理を強気に傾けた。
ハンセン指数構成銘柄では、華潤置地(
01109)が8%近く、龍湖集団(
00960)が7%近く上昇するなど、本土不動産株が大幅高。海爾智家(
06690)やJDドットコム(
09618)、海底撈国際(
06862)も高かった。半面、長江インフラ(
01038)や電能実業(
00006)など公益株が利益確定の売りに押された。康師傅控股(
00322)や中升集団(
00881)も安かった。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.25%高の3651.56ポイント。海爾智家やJDドットコムのほか、金蝶国際ソフト(
00268)や京東健康(
06618)が上昇率上位だった。下落は蔚来集団(
09866)とレノボグループ(
00992)、閲文集団(
00772)の3銘柄のみだった。指数構成銘柄以外では、17日に上場した美的集団(
00300)が8.71%高と大幅に続伸。