19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.69%高の2736.02ポイントだった。深セン成分指数は1.19%高の8087.60ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6270億100万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた。米連邦準備理事会(FRB)が18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の大幅利下げを決め、幅広いセクターに買いが入った。ただ、今後の米利下げペースが緩やかになるとの観測が広がって相場の重荷となり、序盤には安く推移する場面もあった。この日のオンショア人民元(CNY)が午前にいったん急落したものの、上昇に転じたことも投資家心理を支えた。セクター別では、食品・飲料、酒造、非鉄金属、コングロマリットが高い。一方、保険の一角が売られた。
A株市場では、通信機器株の海能達通信(
002583)、食品株の洽洽食品(
002557)がストップ高。アルミ大手の中国アルミ(
601600)、自動車部品製造のウェイチャイ・パワー(
000338)、家電大手の海信家電集団(
000921)も大きく買われた。一方、造船大手の中国船舶重工(
601989)、港湾サービスの上海国際港務(
600018)が下落した。
上海B株指数は1.42%高の233.52ポイントと続伸。深センB株指数は1.71%高の1044.86ポイントと5営業日ぶりに反発した。