シティグループは最新リポートで、香港上場株のトップピックにテンセント(
00700)、万国数拠(
09698)、中国人民保険(
01339)、海爾智家(
06690)を追加した。ASMPT(
00522)、創科実業(
00669)、BYD(
01211)もトップピックに据え置き。本土A株よりも香港上場株を選好。A株に比べ香港上場株のバリュエーションが低いことや、米利下げの恩恵を受けるためとしている。『AAストックス』が9日伝えた。
セクター別では、通信株の投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に上方修正。2024年6月中間期の業績予想上振れ、配当利回りが魅力的であることを理由に挙げた。一方、販売量の減少と価格の低下を懸念して素材株の投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。工業株とインターネット株、テック株は「オーバーウエート」を維持した。
また、企業利益、電力需要、マネーサプライM2の予想引き下げを踏まえ、24年末時点のハンセン指数目標値を19800ポイントに3%下方修正したほか、25年6月末時点の同目標値は21000ポイントに5%下方修正した。