2024-09-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、安寄り後に下げ幅拡大 8月の中国物価統計は予想下振れ
週明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前営業日比0.92%安の2740.37ポイントだった。深セン成分指数は0.74%安の8070.89ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3388億5400万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。中国景気の先行き懸念が重荷。寄り付きとほぼ同時に発表された8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.6%上昇となり、上昇率は前月0.5%を0.1ポイント上回ったものの、市場予想の0.7%に届かなかった。生産者物価指数(PPI)は1.8%下落で、前月実績は0.8%下落、市場予想は1.4%下落だった。
セクター別では、貴金属が全面安。鉄道・道路、石炭、銀行なども売られた。半面、医療サービス、観光・ホテル、医療機器、百貨店などが買いを集めた。
上海B株指数は1.29%安の229.29ポイント、深センB株指数は1.23%安の1053.50ポイント。