6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.81%安の2765.81ポイントだった。深セン成分指数は1.44%安の8130.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5426億3200万元だった。
上海総合指数は、前場はプラス圏での推移が目立ったが、後場はマイナス圏で軟調に推移。大引けにかけて下げ幅を拡大すると、終値は今年2月5日以来、約7カ月ぶり安値を付けた。最近の下落を受けて値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きもみられたが、大引け後に米雇用統計の発表が控えているほか、週明けには中国の物価統計や貿易統計も発表される予定で、様子見ムードが相場の重しとなった。セクター別では、医療サービスやバッテリー素材が全面安となったほか、太陽光発電設備やコンシューマーエレクトロニクスも売られた。半面、自動車や貴金属、証券などが買われた。
A株市場では、立訊精密工業(
002475)や四川長虹電器(
600839)、滬士電子(
002463)などが売られた半面、国海証券(
000750)や中国銀河証券(
601881)、天風証券(
601162)など証券株が大幅高だった。
上海B株指数は1.14%安の232.29ポイント、深センB株指数は0.60%安の1066.59ポイント。