2024-07-24 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、一時は2900ポイント割れ 買い戻しが支え
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.10%高の2918.27ポイントだった。深セン成分指数は0.35%安の8576.31ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4063億4200万元だった。
上海総合指数は方向感にとぼしく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。人民元相場の下落圧力や中国からの資金流出、米中の関係のさらなる悪化などへの懸念が引き続き重しとなるものの、前日に終値ベースで2月19日以来およそ5カ月ぶりの安値を付けた後とあって、買い戻しが入りやすい。前場半ばには心理的節目の2900ポイントを割り込む場面もあったが、同水準で下げ渋ると、プラス圏に切り返して前場の取引を終えた。
セクター別では、造船と貴金属が全面高。風力発電設備、航空・宇宙関連、公共事業なども買われた。半面、自動車、医療サービス、ゲーム、医療機器などが下げた。
上海B株指数は0.01%高の230.97ポイント、深センB株指数は0.32%安の1123.72ポイントだった。