2023-09-25 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(22日):ダウ106米ドル安と4日続落、週間ではS&P500とナスダックが大幅3週続落
22日のNY株式相場は4日続落。前日までに3日続落したことや、米国債利回りの上昇が一服したことでおおむねプラス圏で推移したものの、米連邦準備理事会(FRB)による高金利政策の長期化見通しや、政府機関閉鎖の可能性などが意識され終盤にかけて売りが優勢となった。
ダウ平均は小幅高でスタートすると、85米ドル高まで上昇したが、106.58米ドル安(-0.31%)で終了。S&P500も0.63%高まで上昇後、0.23%安で終了し、ナスダック総合は0.98%高まで上昇し、0.09%安で終了した。主要3指数はそろって4日続落し、S&P500とナスダック総合は3か月半ぶりの安値、ダウ平均は2カ月半ぶりの安値となった。週間ではS&P500が2.93%安、ナスダック総合が3.62%安とともに大幅3週続落となり、ダウ平均も1.89%安と反落した。
S&P500の11セクターはIT、エネルギーが小幅に上昇した一方、一般消費財、金融、不動産、生活必需品など9セクター下落した。ダウ平均採用銘柄はユナイテッドヘルス、シェブロン、アップルなど8銘柄が1%未満の上昇となった一方、ディズニー、ウォルグリーン、ダウ・インク、インテル、ボーイングなど7銘柄が1%下落した。
米10年債利回りは4.438%と前日比0.042%低下。FOMCの結果や強い新規失業保険申請件数を受けて木曜日に一時4.498%と2007年以来の高水準を付けた米10年債利回りはこの日も一時4.508%まで上昇(価格は下落)したが、その後は週末を控えて買い戻しが優勢となった。
今週始まった全米自動車労組(UAW)のストライキの経済への影響も懸念されたが、この日はゼネラル・モーターズ(GM)が0.40%安と3日続落した一方、交渉に進展があった報じられたフォードが1.89%高と反発し、ステランティス(旧フィアット・クライスラー)も0.10%高と小幅に上昇した。