スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)は15日大引け後、光学事業子会社の辰瑞光学(常州)股フン有限公司(辰瑞光学)の戦略投資家22者から持ち分を全て譲り受けると発表した。瑞声科技の全額出資子会社が辰瑞光学の発行済み株式の7.1670%を14億4900万元で買い取ることで14−15日に合意した。
譲渡手続きの完了後、瑞声科技の持ち株比率は81.0949%から88.2620%に拡大する。他の辰瑞光学株主の持ち株比率は、同社の株式インセンティブ制度持ち株会社が2%、戦略投資家5者が計9.7380%。
辰瑞光学の前社名は誠瑞光学(常州)股フン有限公司(誠瑞光学)。複数の戦略投資家が20年7月から22年5月にかけて出資に合意していた。瑞声科技は2020年12月に誠瑞光学の分離上場計画を発表。22年6月に上海証券取引所が計画を受理したが、瑞声科技は同年12月、「足元の経済環境と業界の現状を考慮して計画中止を決めた」と発表した。
瑞声科技の株価は日本時間午前11時48分現在、前営業日比0.14%高の14.12HKドルで推移している。