2023-09-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、中国8月主要経済指標の予想上振れを好感
15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.28%高の3135.31ポイントだった。深セン成分指数は0.11%高の10208.75ポイントと4日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4356億3200万元だった。
上海総合指数は小動きで始まったものの、中国国家統計局が午前に発表した主要経済指標の結果を受けて上げ幅を拡大。8月の小売売上高と鉱工業生産がともに市場予想を上回り、景気減速への過度の警戒感が和らいだもよう。ただ、上値を買い上がる動きは限られた。中国人民銀行(中央銀行)は15日付けで金融機関の預金準備率を0.25%下げたが、同日の公開市場操作(オペ)で中期貸出制度(MLF)の1年物金利を据え置いた。
セクター別では、医薬品・医療や宝飾品、半導体、小売りが買われた半面、通信、電力、コンピューターが売られた。
上海B株指数は0.67%高の240.29ポイント、深センB株指数は0.21%高の1142.45ポイントとともに続伸した。