大和証券キャピタルマーケッツは最新リポートで、中国本土のインターネットサービス業界に対するポジティな見方を維持した。ほどんどのネット関連企業が1−3月期決算を発表しており、利益は安定成長していると評価。1−3月期業績が予想を顕著に上回ったとして、個別ではテンセント(
00700)、ネットイース(
09999)、ピン多多(PDD)、百度(
09888)の順に選好。ゲーム事業は業績が粘り強さをみせていると指摘した。市場が不安定ななかで成長見通しがはっきりしているディフェンシブな銘柄を推奨するとした。
テンセントとネットイースについて、ゲーム収入は向こう数四半期にわたり伸びが加速すると予想。また、消費がさえないなか、短期的にはピン多多がシェアを拡大できるとの見方を示した。百度は検索エンジンとクラウドコンピューティングの今年の回復が同業を上回るとした。
テンセントの目標株価を465HKドルとし、ネットイース、ピン多多、百度の米国預託株式の目標株価をそれぞれ110米ドル、125米ドル、215米ドルに設定。投資判断はいずれも「買い」とした。