31日の香港市場で不動産株が安い。中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、万科企業(
02202)、龍湖集団(
00960)、碧桂園(
02007)などの大手デベロッパーがそろって売られている。同日付『信報』は、オフショア市場で取引される人民元(CNH)の対米ドル相場が朝方に約半年ぶりに安値を更新したことで、人民元相場との関連度が高い中国本土系の不動産銘柄の株価に下押し圧力がかかったとの見方を伝えた。きょう午前に中国国家統計局が発表した2023年5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想から下振れしており、中国景気の減速が改めて意識されたもよう。
日本時間午後0時47分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■中国海外発展(
00688):16.02HKドル(前日比1.96%安)
■龍湖集団(
00960):15.02HKドル(同3.96%安)
■華潤置地(
01109):29.45HKドル(同2.16%安)
■碧桂園(
02007):1.43HKドル(同4.03%安)
■万科企業(
02202):10.30HKドル(同1.72%安)