25日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。心理的節目の19000ポイントを割り込んで寄り付いた。米債務上限問題を巡る与野党の協議に進展がみられず、米デフォルトの可能性が意識されるなか、運用リスクを回避する動きが続いている。英国の4月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことを受け、欧米の金融引き締めの長期化への懸念も地合いを悪化させている。
指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.21%安の18884.84ポイントで推移している。個別では、海運会社の東方海外(
00316)、ガス会社の新奥能源(
02688)、銀行株の招商銀行(
03968)、本土不動産株の碧桂園(
02007)が安い。JDドットコム(
09618)、美団(
03690)など大型ネット株の一角も売られている。半面、1−3月期決算を発表した小米集団(
01810)が逆行高となっているほか、半導体受託製造のSMIC(
00981)、宝飾品大手の周大福珠宝(
01929)も上昇している。