HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、短編動画プラットフォームの運営会社、快手科技(
01024)の収益力が改善し続けているとして、目標株価を92HKドルから96HKドルへ4.4%引き上げた。投資判断は「買い」に維持した。『信報』が24日伝えた。
HSBCは、快手科技の2023年1−3月期の売上高が前年同期比20%増えて250億元を超え、市場予想を3%上回ったと指摘。ライブストリーム収入が19%増加した一方でコストを抑えたことが奏功したと評価した。HSBCは快手科技の事業が引き続き持ち直すとみている。特にITサービス、医療、金融、教育の事業は1−3月期に好転し始め、そのトレンドが4−5月に一段と強まる見込みだとした。
HSBCは、今年の快手科技の株価がテンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)などの中国ネット株を組み入れた米国上場の投資信託「クレーンシェアーズCSIチャイナインターネットETF」(KWEB)をアウトパフォームしていると指摘。足元のバリュエーションは2024年予想PER17倍に相当する水準で投資妙味があるとの見方を示した。
快手科技の株価は日本時間午後4時32分現在、前日比1.27%高の55.85HKドルで推移している。