23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.58%安の19563.59ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の6666.01ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で409億6000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、序盤はプラス圏で推移したが、ほどなくマイナス圏に沈むと、その後は軟調に推移した。米国の債務上限問題を巡る警戒感が引き続き相場の重しとなったほか、中国本土市場の下落も嫌気された。また、香港市場は26日が仏誕節で休場となるため、連休を前に積極的な買いも手控えられたもよう。
個別では、電能実業(
00006)や中電控股(
00002)、長江インフラ(
01038)など公益株が売られた。SMIC(
00981)やネットイース(
09999)も安い。半面、中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、6月末に感染がピークを迎えるとの報道を受け、翰森製薬(
03692)が買われた。信義光能(
00968)や美団(
03690)も高かった。2023年1−3月期決算を発表した快手科技(
01024)は4%超上昇した。