2023-05-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、半導体規制巡る米中対立を警戒
23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.58%安の3277.36ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の11113.69ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4781億8100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。人民元安や、半導体規制を巡る米国と中国の対立への警戒感が重荷となっている。中国当局は21日、米半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジーの製品にネットワークセキュリティーの問題が潜んでいるとして、国内の基幹ITインフラ運営者による調達を禁じた。米商務省は同日、同盟国と協力して中国の措置に対処すると表明した。
セクター別では、造船と貴金属が全面安のほか、半導体が続落。電機と通信サービスも売られた。半面、医薬品、ゲーム、医療機器・サービスが買われている。
上海B株指数は0.31%安の288.22ポイントと反落。深センB株指数は0.12%安の1170.57ポイントと6営業日続落した。