2023-05-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、前場終盤にプラス圏 半導体などに買い
19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.13%高の3301.59ポイントだった。深セン成分指数は0.51%高の11134.29ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5489億7600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、序盤は下げ幅を拡大した。18日の人民元相場の基準値は1米ドル=7.0356元となり、昨年12月以来、約5カ月半ぶりに1米ドル=7元の水準を超えた。中国の景気回復の鈍さが意識され、為替市場で人民元安・米ドル高が進み、中国からの資金流出への警戒感が警戒された。ただ、政策期待も根強いなか、下値の堅さを確認すると指数は上向きに転じた。プラス圏に浮上し、心理的節目の3100ポイントに乗せて前場の取引を終えた。
セクター別では、半導体、電子化学品、酒造、漢方薬が高い。半面、造船、教育、文化・メディア、不動産開発などが下げた。
上海B株指数は0.07%安の289.78ポイント、深センB株指数は1.04%安の1178.59ポイント。