17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.21%安の3284.23ポイントだった。深セン成分指数は0.07%安の11091.08ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7814億500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、総じてマイナス圏で推移した。4月の中国の主要経済指標がそろって弱い内容となり、景気の先行き不安が引き続き重荷となった。中国当局の政策支援への期待から朝方は売り一巡後に下げ幅を縮め、前場後半にはプラス圏へ浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。
セクター別では、保険が全面安。バッテリー素材、航空・空港運営、貴金属も安い。半面、軍需関連が全面高となったほか、送配電設備、インターネット設備、コンピューターなどが上昇した。
A株市場では、保険大手の中国太平洋保険(
601601)、中国平安保険(
601318)の下げが目立った。航空大手の中国国際航空(
601111)や、豚肉関連の河南双匯投資発展(
000895)、酒造の江蘇洋河酒廠(
002304)も売られた。半面、通信設備メーカーの武漢光迅科技(
002281)がストップ高となったほか、富士康工業互聯網(
601138)、巨人網絡集団(
002558)、立訊精密工業(
002475)などテクノロジー株の一角が買いを集めた。前日に安かった造船大手の中国船舶重工(
601989)が反発した。
上海B株指数は0.08%高の289.51ポイント、深センB株指数は0.31%安の1180.86ポイントだった。