24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.21%安の20007.19ポイントだった。中国企業指数は0.11%安の6829.24ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で661億5000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、次第に下値を切り上げる展開。始値で割り込んだ心理的節目の20000ポイントを回復して前場の取引を終えた。前日終値は8日以来およそ2週間ぶりの高値とあって利益確定売りが先行したが、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの打ち止めが近いとの期待も広がり、序盤には小幅ながらプラス圏に浮上する場面があった。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)と碧桂園(
02007)、英金融大手のHSBC(
00005)が大幅に反落。中国半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)、医薬品開発受託の薬明生物技術(
02269)も安い。石油株のペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)は原油安を受けて売られた。一方、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が10%超上げた。証券会社の強気判断を材料に買いを集めたもよう。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)、中国検索エンジン大手の百度(
09888)も高い。