建銀国際（CCBインターナショナル）は最新リポートで、ショート動画プラットフォームの快手科技（01024）の2022年10−12月期業績が予想を上回ったとの見方を示し、目標株価を83.8HKドルから88.2HKドルに引き上げた。投資判断は「アウトパフォーム」に維持した。22年通期の売上高は前年比11％増の272億元と市場予想を1％上回ると予測。ライブストリーミング、広告、そのサービス（主にeコマース向け）の部門売上高がそれぞれ9％、11％、23％伸び、広告とライブストリーミングの安定成長が期待できるとした。『AAストックス』が20日伝えた。

　建銀国際は、快手科技のレベニューシェアリングが膨らむ上、ライブストリーミング・コンテンツのコストが重荷となり、22年10−12月期の粗利益率が45.8％と前四半期比5ポイント低下した可能性があるとした。一方、管理費を厳しく抑制し、海外事業の拡張を絞ったことで収益力が高まり、非GAAPベース営業損失は前年同期比、前四半期比で縮小したとみている。建銀国際による快手科技の非GAAPベース22年10−12月期純損失は2億8700万元（市場予想は3億4700万元の損失）。