2022-12-02 |
香港/マーケット/金融 |
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香港前引け:4日ぶり反落、米雇用統計発表控え持ち高整理 不動産株が安い
2日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.66%安の18612.49ポイントだった。中国企業指数は0.63%安の6344.45ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で681億6000万HKドル。
ハンセン指数は序盤に前日終値を挟んでもみ合った後、次第に下げ幅を広げた。前日までの3日間で1400ポイント超上昇していただけに、利益確定売りが出やすい環境。米利上げペースを見極める上で重要な米雇用統計の発表を香港時間2日夜に控え、持ち高整理の売りが出たもよう。もっとも、下落率が1%を超える水準では買い戻しが入り、前引けにかけてやや値を戻した。中国本土の新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数が11月29日以降は減っており、行動規制などの防疫措置が緩和されるとの期待も続いている。
個別では、不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)が急落。ネット衣料大手の申洲国際集団(
02313)と海運の東方海外(
00316)も大幅安だった。半面、医薬品関連の阿里健康(
00241)、中国生物製薬(
01177)、翰森製薬(
03692)が高い。大型ネット株の美団(
03690)とアリババ集団(
09988)も買われた。