BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、中国の動画プラットフォーム、ビリビリ(
09626)の目標株価を91HKドルから105HKドルへ引き上げた。投資判断は「中立」に維持。ビリビリの月間アクティブユーザー(MAU)は3億3000万人を上回り、収益の成長を支えるのに十分な水準だとみている。今後はユーザー獲得により慎重になり、投資リターンを指標にするとの見方を示した。そのためコストをいっそう抑制することができるとして、2023−24年の予想利益をそれぞれ12%、8%上方修正した。『AAストックス』が28日伝えた。
BofASは、ビリビリが10−12月期に直面する課題は多いものの、市場は景気が減速し、ゲーム審査の滞りが続く見通しを織り込み済みとの見方を示した。報道によればビリビリは最近、業務調整を進めていることから、BofASはビリビリが向こう数四半期のうちに人員や営業費などのコストを一段と抑制する措置をとるとみている。
ビリビリの株価は日本時間午後4時32分現在、前営業日比3.48%安の95.75HKドルで推移している。