大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国ガス(
00384)の目標株価を12.0HKドルから8.2HKドルに、投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。同社が2023年のガス販売伸び率目標を10%に設定したことについて、従来の10−13%から下方修正したものの目標達成は簡単ではないとして、23年3月期−25年3月期の予想EPSを20.7−27.4%引き下げた。『AAストックス』が28日伝えた。
中国ガスが25日大引け後に発表した22年9月中間決算の純利益は前年同期比20.6%減の32億6000万HKドルと、市場予想を下回った。同社経営陣は減益について、減損処理や為替損失、家庭向け都市ガスの解約、新型コロナウイルスの感染拡大により発生した材料や下請けの費用を挙げ、非経常項目だと説明。ただ大和は、中国ガスの説明をそのまま受け入れることはできないとした。同業も同じようにコロナの影響を受けたが、都市ガス供給事業の利益率は大幅縮小していないと指摘した。
中国ガスは株価は日本時間午後3時43分現在、前営業日比0.23%安の8.62HKドルで推移している。