2022-11-28 |
中国/業界動向/医薬・バイオ |
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中国の「ゼロコロナ」政策、23年4月の前に終了の可能性も=ゴールドマン
ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国の「ダイナミック・ゼロコロナ」政策について、市場の予想よりも早く、2023年4月の前に終了する可能性があるとの見方を示した。終了時には混乱が広がることもあり得るとした。22年10−12月期の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比3%増を予測しているが、新型コロナウイルスの感染状況の悪化で下押し圧力がかかっていると指摘した。『AAストックス』が28日伝えた。
ゴールドマンの閃輝・中国エコノミストは、中国が23年4−6月期の前に海外との往来を再開する可能性は30%と予想。中国政府は近いうちに、都市封鎖(ロックダウン)の範囲をさらに拡大するか、または感染爆発をある程度容認するかとの選択を迫られるとの見方を示した。なお、規制の緩和を早める可能性もあるものの、23年4−6月期にゼロコロナ政策を終了する可能性がもっとも高く、その確率は60%とした。