ゴールドマン・サックスは最新リポートで、碧桂園(
02007)の投資判断を「売り」から「中立」、目標株価を2.7HKドルから3.2HKドルにそれぞれ引き上げた。中国当局の不動産業界を巡る政策の転換を受け、優良の民営不動産デベロッパーをはじめ、業界の流動性は改善するとの見方を示した。『AAストックス』が24日伝えた。
碧桂園の株価下落で22年予想PBRが0.3倍と低水準にあり、バリュエーションの下落余地は限られるとの見方を示した。同社の事業規模は業界トップで、プロジェクトは広域に分散しており、債務支払いの遅延などもなかったことから、優良デベロッパーとして流動性面で政府から多様な支援が得られる可能性があり、それを受けてバリュエーションは回復する可能性があるとした。
碧桂園の株価は日本時間午後4時43分現在、前日比20%高の2.82HKドルで推移している。