中国のインターネットサービス大手、テンセント(
00700)の大株主である南アフリカのメディア大手、ナスパーズは23日、テンセントが美団(
03690)の株式を分配する現物配当により特別中間配当を実施すると発表したことについて、受け取った後に美団の株式を売却する考えを明らかにした。『香港経済日報』が24日伝えた。
ナスパーズは9月初め時点でテンセントの株式26億9300万株(発行済み株式総数の27.99%)を保有しており、これで計算した場合、美団の株式2億6930万株を受け取ることになる。テンセントは昨年もJDドットコム(
09618)の株式を分配する現物配当により特別中間配当を実施しているが、ナスパーズは3月下旬にJDドットコムの株式を受け取った後、6月24日までにすべてを売却している。美団については、来年3月下旬に分配される予定で、市場では、ナスパーズが売却したとしてもサプライズはないとみる向きが強い。
美団の株価は日本時間午後0時現在、前日比1.16%安の136.80HKドルで推移している。