アリババ集団(
09988)が17日大引け後に発表した2022年7−9月期(第2四半期)決算で、投資評価損益を除いた調整済み純利益(非GAAPベース)が前年同期比19%増の338億2000万元となった。『信報』によると市場予想の295億元を上回った。「淘特」や「淘菜菜」、「ラザダ」などの新業務の赤字縮小が貢献した。
売上高は2071億7600万元と3%増にとどまり、純損益は205億6100万元の赤字(前年同期は53億6700万元の黒字)に転落した。ともにファクトセットがまとめた市場コンセンサス予想から下振れした。業績悪化の主因は保有する上場企業株の市場価格の下落。
同時に自社株買い計画の拡大を発表した。買取規模を150億米ドル追加し、実施期間を2025年3月末まで延長する。これまでの自社株買い規模は250億米ドルで、11月16日までに約180米ドルを投じた。
アリババ集団の株価は日本時間午後0時57分現在、前日比4.09%高の81.45HKドルで推移している。