2022-11-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、方向感に乏しく一進一退の展開 利益確定売りが重荷
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.22%安の3127.33ポイントだった。深セン成分指数は0.55%安の11289.46ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6207億9800万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開が続いた。根強い政策期待が下値を支えたが、前日に心理的節目の3100ポイントを上抜け、終値ベースで9月15日以来2カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定売りが重荷となった。中国国内で広東省などを中心に新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、15日の新規感染者が2万人を超えたことも嫌気されたもよう。
セクター別では、太陽光発電設備、電源設備、漢方薬、バッテリー素材が安い。半面、教育、文化・メディア、ゲーム、軍需関連が買われた。
上海B株指数は0.57%安の290.98ポイント、深センB株指数は0.14%高の1139.69ポイントだった。