長江グループの不動産・公共事業会社、長江実業集団(
01113)は28日大引け後、香港波老道21号に開発した「21 BORRETT ROAD」プロジェクトをシンガポールのシノ・スイス・キャピタルに売却すると発表した。プロジェクト保有会社の株式とプロジェクト会社に対する長江実業集団の債権をシノ・スイス・キャピタル傘下の変動資本会社(VCC)に譲渡することで合意した。譲渡額は207億6600万HKドル。譲渡益は63億HKドルを見込み、運転資金に充てる。譲渡手続きは2025年3月28日までに完了する見通し。
同プロジェクトは住宅152戸、自動車の駐車スペース242台分、二輪車の駐車スペース31台分を含む。うち住宅4戸と自動車の駐車スペース8台分は第三者に売約済み。プロジェクト会社の純資産は2021年末時点で9億9000万HKドル。
長江実業集団の28日終値は前日比6.65%安の46.35HKドル。