シティグループは最新リポートで、石薬集団(
01093)の投資判断を「買い」、目標株価を14HKドルに設定した。2022年の売上高と一過性項目を除いた純利益について、石薬集団の経営陣が2桁増の見通しを維持したと指摘した。『AAストックス』が21日伝えた。
経営陣によると、国家医療保険対象薬品目録の更新で、同社の旗艦製品である急性脳梗塞治療薬「恩必普(NBP)」の価格は小幅に調整される見通し。カプセル剤の値下げはないものの、注射剤は10−20%の値下げが見込まれる。悪性リンパ腫治療薬のDuvelisibカプセル(商品名:「克必妥」)も同目録の協議リストに入ったという。
経営陣が22年の研究開発費が医薬品売上高の15%に相当する40億元になる見通しを示したことにも言及。同社は21年から製品ラインアップの拡充を加速しており、2022−23年は年間3−4件のペースになると予想。抗がん剤や、中枢神経系、心血管疾患に加え、免疫学系、呼吸系、肝臓・腎臓疾患、眼科などの新分野が拡充対象になるとした。