17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.84%高の19997.79ポイントだった。中国企業指数は0.83%高の6783.47ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で446億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日に売られた美団(
03690)や金融株が反発し、相場を支えた。序盤に小安くなる場面があったものの、切り返すとじりじりと上げ幅を拡大。前引け間際には一時、前日終値で割り込んでいた心理的節目の20000ポイントを上抜けた。
個別では、美団の急反発が目立つ。同社株の売却を大株主のテンセント(
00700)が否定したと伝わった。電動工具の創科実業(
00669)は大口顧客の米ホーム・デポの好決算を材料に買いを集め、6%近く上昇した。銀行株のハンセン銀行(
00011)と中国工商銀行(
01398)も上昇。不動産株の碧桂園(
02007)は続伸した。半面、海運の東方海外(
00316)、製薬の石薬集団(
01093)、都市ガスの新奥能源(
02688)が安い。きょう2022年6月中間決算を発表する香港証券取引所(
00388)、テンセント(
00700)、薬明生物技術(
02269)はそろって下落した。