BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、中国の生活関連サイト運営大手、美団(
03690)に対する投資判断を「買い」、目標株価を234HKドルにそれぞれ維持した。テンセント(
00700)が保有する美団の全部または大半の株式を売却すると外電が伝えたが、その後、テンセントが売却計画を否定したと中国メディアが報じたことについて、報道の正確性はわからず、現時点でいかなる結論を出すのも時期尚早との見方を示した。『経済通』が17日伝えた。
BofASは、美団は業績発表前であり、情報開示の公平性を確保するために質問への回答を差し控える「沈黙期間」にあると指摘。テンセントが美団の株式売却を計画していたとしても、期間中に行うことはできないとした。また、テンセントが昨年、JDドットコム(
09618)の株式を売却した件に触れ、テンセントはJDドットコムとの提携を中止しておらず、マーケティングや支払いなどの各方面で提携を続けていると説明。JDドットコムの場合と同様であれば、テンセントと美団の提携は続くと予想。株式関係がどうであろうと美団の業務に変化はないとした。
美団の株価は日本時間午後0時25分現在、前日比4.98%高の172.70HKドルで推移している。