16日の香港市場で中国本土系の不動産株が高い。ハンセン指数構成銘柄の龍湖集団(
00960)、碧桂園(
02007)、碧桂園服務(
06098)などが急上昇している。中国国有の債券信用保証会社、中債信用増進投資(CBICL)が資金繰りに苦しむ民営不動産企業の債券に従来よりも強力な保証を付けると伝わり、買いを誘ったもよう。
消息筋によると、中国の金融当局は先ごろ中債信用増進投資に対し、不動産企業が発行する債券に「全額について無条件で取消不能の連帯責任保証」を与える新措置を指示した。新措置の適用を受けた債券が今月末の中間決算発表の前に発行される見通し。中債信用増進投資の「全額保証」が付いた龍湖集団の中期社債(MTN)の起債が進められており、発行規模は最大15億元、償還期間は3年と5年の2本建てという。香港経済紙『信報』が15日、外電を引用する形で伝えた。
日本時間午前11時53分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■龍湖集団(
00960):26.00HKドル(前日比17.38%高)
■碧桂園(
02007):2.63HKドル(同13.36%高)
■碧桂園服務(
06098):16.58HKドル(同19.80%高)
■中国海外発展(
00688):20.70HKドル(同6.15%高)
■華潤置地(
01109):31.35HKドル(同5.56%高)