12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.32%高の20146.93ポイントだった。中国企業指数は0.47%高の6855.50ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で392億5000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開。前日は終値ベースで心理的節目の20000ポイントを上抜けただけに、利益確定売りが出たもよう。ただ、同水準近くでは下げ渋った。決算発表シーズンに入り、好業績の銘柄が買いを集めて相場を支えている。
個別では、きょう朝方に2022年6月中間決算を発表した李寧(
02331)が高い。中国アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、海運の東方海外(
00316)は続伸した。前日小幅に下げた石油株のCNOOC(
00883)とシノペック(
00386)も買われた。一方、不動産株の龍湖集団(
00960)と華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)が売られた。22年6月中間決算が最大78%の減益となる見通しを発表した中国生物製薬(
01177)も大幅安。