マカオのカジノ運営会社、澳門博彩控股(
00880)は9日大引け後、子会社の澳娯綜合度假がカジノ事業免許をマカオ政府に申請すると発表した。免許期間は2023年1月1日から10年間。澳娯綜合度假は免許受給資格を満たすため、増資が必要となる。澳門博彩控股は26日に臨時株主総会を開き、澳娯綜合度假の新株発行や定款変更の承認を求める。
現時点で澳娯綜合度假の登録資本金は3億パタカで、発行済み株式(1株当たり100パタカ)はタイプA株が270万株、タイプB株が30万株。カジノ免許を申請するには、発行済み株式資本の規模を47億パタカ増やして50億パタカにすると同時に、タイプB株(マカオの法令に従い澳娯綜合度假の常務取締役が保有する株式)比率を現在の10%から15%に引き上げることが要件となる。
澳門博彩控股の株価は日本時間午後0時6分現在、前日比1.02%安の2.91HKドルで推移している。