2022-08-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、予想上回る輸出統計や政策期待が支え
週明け8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.19%高の3233.07ポイントだった。深セン成分指数は0.15%高の12287.79ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6113億7500万元だった。
上海総合指数は安く始まった後、前週末終値を挟んでもみ合った。前週末に発表された7月の米雇用統計が強い内容だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが続くとの見方が相場の重しとなった。一方、中国の7月の貿易統計で輸出が予想を上回ったことが好感されたほか、政策支援で恩恵が期待される銘柄などを中心に買いが広がった。セクター別では、電機、石炭、風力発電設備がほぼ全面高。自動車部品も買われた。半面、中国で新型コロナウイルスの感染が再び増加傾向にあることを嫌気し、観光・ホテルや航空・空港運営が売られた。半導体も安い。
上海B株指数は0.24%高の302.61ポイント、深センB株指数は0.44%高の1253.01ポイントだった。