日清食品(
01475)は4日前引け後、親会社の日清食品ホールディングス株式会社が発表した2022年4−6月期決算(国際会計基準)で、中国地域の売上収益が前年同期比26.5%増の154億9400万円、コア営業利益が同38.4%増の15億3200万円、営業利益が76.1%増の18億9100万円だったことを明らかにした。為替変動による影響を除いた場合、売上収益は9.0%増の133億4700万円、コア営業利益は19.4%増の13億2200万円となる。
中国本土ではハイエンド製品の市場拡大が続いており、販売エリアの拡大や「カップヌードル(合味道)」ブランドの強化に取り組んだと説明。21年6月のカップヌードルのリニューアル実施後、販売量の増加が続いた。値上げ後も合味道など主力製品の中国本土・香港での販売量が増加した。原料高が急激に進んだものの、値上げと販売増でその影響を吸収した。日本円に対する現地通貨高も収益増に寄与したとしている。
なお、日清食品の決算期は12月、会計基準は香港会計基準を採用する一方、日清食品ホールディングス株式会社の決算期は3月、会計基準は国際会計基準のため、業績を単純に比較することはできないとしている。
日清食品の株価は日本時間午後2時57分現在、前日比0.18%高の5.68HKドルで推移している。