週明け18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.55%高の3278.10ポイントだった。深セン成分指数は0.98%高の12532.65ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆214億300万元だった。
上海総合指数はほぼ終日プラス圏で堅調に推移した。前週末の米株高が好感されたほか、上海総合指数は前週末に約1カ月半ぶり安値で終えた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。中国では住宅購入者が未完成住宅のローン返済を拒否する動きが拡大しているが、銀行保険監督管理委員会の責任者が物件の引き渡しに向けて住宅都市建設部や中国人民銀行(中央銀行)などと協力していく方針を示したことも投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、自動車サービスや環境保護、公共事業、石炭がほぼ全面高となるなど幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、非金属材料が売られた。
A株市場では、中国各地で猛暑が続いていることを受け、天津広宇発展(
000537)や東旭藍天新能源(
000040)など電力株が高い。バルチック海運指数の大幅上昇を受けて中遠海運能源運輸(
600026)や招商局能源運輸(
601872)など海運株も買われた。半面、2022年6月中間決算で赤字が拡大する見通しを発表した中国国際航空(
601111)が売られたほか、6月の利用者数が95%減少したと発表した上海国際機場(
600009)も下げた。
上海B株指数は1.58%高の304.80ポイント、深センB株指数は1.03%高の1225.02ポイント。