2022-07-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、安寄り後にプラス圏 当局の景気対策を好感
14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.31%高の3294.50ポイントだった。深セン成分指数は1.26%高の12666.40ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6384億8800万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。国内の複数の地域で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、行動制限の強化で景気が減速するとの警戒感から売りが先行。ただ、売り一巡後は下げ幅を縮小し、前場終盤にプラス圏へ浮上した。中国当局の景気対策を好感する買いが相場を支えた。中国の国務院(内閣に相当)は13日の常務会議で、グリーン・スマート家電の購入支援策を決定した。家電製品の買い替えを促す「以旧換新」と農村部での普及を後押しする「家電下郷」を全国で展開することなどが盛り込まれている。
セクター別では、バッテリー、造船、太陽光発電設備、医療サービスが高い。半面、鉄道・有料道路、不動産開発、セメント・建材が売られた。
上海B株指数は0.86%高の304.96ポイント、深センB株指数は0.31%高の1219.06ポイント。