2022-07-11 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:3日ぶり反落、ほぼ全面安 米利上げ加速を警戒
週明け11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比2.74%安の21130.67ポイントだった。中国企業指数は3.01%安の7324.46ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で652億7000万HKドル。
ハンセン指数は1%超安で寄り付き、しだいに下げ幅を拡大。6月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを続けやすくなったとの見方が強まり、ほぼ全面安の展開となった。中国が「ゼロコロナ」政策の下で行動制限などの防疫対策が厳格になれば景気後退するとの懸念から中国本土相場が下落し、香港市場でも幅広いセクターに売りが波及した。
個別では、不動産株の碧桂園服務(
06098)と碧桂園(
02007)の下げがきつい。カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)も急落。マカオ政府がカジノを含む商工業の営業をきょうから1週間停止させ、嫌気した売りが出た。ネット株の美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、自動車株のBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)の下落も目立つ。一方、医薬品株の中国生物製薬(
01177)が逆行高。