2022-06-30 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:小反発、22000ポイント回復 中国PMIと本土株高が支え
30日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.03%高の22002.58ポイントだった。中国企業指数は0.21%高の7710.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で692億5000万HKドル。
ハンセン指数は続落して始まった後、前日終値を挟んで一進一退の値動きとなった。結局、心理的節目の22000ポイントをかろうじて上抜けて前場の取引を終えた。中国国家統計局が寄り付き後に発表した6月の購買担当者景気指数(PMI)が製造業、非製造業ともに景況感の分かれ目となる50を4カ月ぶりに超え、中国本土相場が上昇したことで買いが入った。半面、香港市場は7月1日が中国への返還記念日の祝日で休場となるため、連休を前に手じまい売りが出やすい。5月の米個人所得・個人消費支出の発表を香港時間30日夜に控え、結果を見極めたい投資家は積極的な売買を見送ったもよう。
個別では、前日売られた中国生物製薬(
01177)、吉利汽車(
00175)、華潤ビール(
00291)、中国海外発展(
00688)が大幅に反発。カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)も高い。一方、大型ネット株のアリババ集団(
09988)とテンセント(
00700)、美団(
03690)が売られて相場の重荷だった。海運大手の東方海外(
00316)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)は大幅に続落した。