2022-06-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発で3400ポイント回復、製造業PMI改善を好感
30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比1.31%高の3405.64ポイントだった。深セン成分指数は1.95%高の12943.92ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6922億7600万元だった。
上海総合指数は小安く始まったものの、その後はプラス圏で堅調に推移し、心理的節目の3400ポイントを回復して前場の取引を終えた。寄り付きと同時に発表された2022年6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.2と市場コンセンサス予想(50.5)を下回ったものの、前月比0.6ポイント上昇し、4カ月ぶりに50を超えたことが好感された。また、中国政府による景気対策や新型コロナウイルスの感染収束に伴う景気回復への期待感も買いを支えた。セクター別では、観光・ホテルや航空・空港運営、風力発電設備、酒造がほぼ全面高だった。半面、不動産サービスや自動車サービス、自動車、自動車部品などが売られた。
上海B株指数は0.16%高の308.46ポイント、深センB株指数は0.66%高の1198.53ポイントだった。