中国の高級EVメーカー、蔚来集団(
09866)は29日前引け後、空売りファンドのグリズリー・リサーチが主張した不正会計疑惑について、「無価値」だとして否定し、取締役会がグリズリー・リサーチのリポートを精査した上で株主利益を守る適切な行動を検討すると表明した。蔚来集団は「リポートにはわが社に関する情報について多くの錯誤があり、根拠のない推測で誤った結論を導いている」と批判。今後は米国証券取引委員会(SEC)やニューヨーク証券取引所、香港証券取引所、シンガポール取引所の規定に従って情報を開示していくとした。
29日付『信報』によると、グリズリー・リサーチはリポートで、蔚来集団は不正な会計処理によって売上高の水増しや純利益率の引き上げを行い、目標値に到達したように見せかけていると指摘した。
蔚来集団の株価は日本時間午後2時57分現在、前日比9.32%安の169.30HKドルで推移している。