2022-06-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、コロナ収束後の景気回復を見越した買い
週明け27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.88%高の3379.16ポイントだった。深セン成分指数も1.23%高の12841.86ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7927億5800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。中国当局が打ち出す産業支援策への期待が根強いなか、新型コロナウイルスの感染が収束した後の景気回復を見越した買いが相場を支えた。人民元相場は足元で上昇しており、中国本土から資金が流出する懸念は後退したもよう。ただ、心理的節目の3400ポイントが上値抵抗線として意識され、前引けにかけて上げ幅をやや縮小した。
セクター別では、電池素材や石炭、空運、観光、自動車が買われている。半面、風力発電設備、不動産サービス、電池、保険が売られている。
上海B株指数は1.20%高の306.76ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は0.88%高の1198.63ポイントと8営業日続伸した。