BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、中国の新興電気自動車(EV)メーカー、理想汽車(
02015)の目標株価を152HKドルから179HKドルに引き上げ、投資判断を「買い」に据え置いた。EVが中国で人気が高いことや、理想汽車による粗利益率管理の強化、同業他社よりも早期にフリー・キャッシュ・フローが黒字に転換する可能性が高いことを理由に挙げた。『AAストックス』が24日伝えた。
理想汽車が21日にスポーツ多目的車(SUV)の新モデル「理想L9」を発表したことに言及。チャネル調査では、L9に対する消費者の反応は積極的で、購入予約開始からの2日間に需要が安定しているという。L9は仕様や性能面で予想より競争力が高いとして、BofASは理想汽車の2022−24年の販売台数予想をそれぞれ9%、15%、13%引き上げた。また、22年の予想純損失を6%引き下げ、23年と24年の予想純利益をそれぞれ24%、12%上方修正した。
理想汽車の株価は日本時間午後4時11分現在、前日比6.49%高の164.20HKドルで推移している。